診療科
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不整脈とは,脈がゆっくり打つ,速く打つ,または不規則に打つ状態を指しますが,ひとくちに不整脈といっても実は大変幅広く,様々な不整脈があります.放置しておいてもいい不整脈もあれば,命にかかわる不整脈もあります.また症状も動悸・息切れからめまい・失神まで多岐にわたります.
不整脈が疑われる患者さんには,12誘導心電図,ホルター心電図(24時間心電図),心臓エコー検査等で評価し,基礎心疾患が疑われた場合はさらにカテーテル検査(冠動脈造影,心臓電気生理学的検査)を行い評価します.
また失神や眩暈・動悸の症状があり,その原因がホルター心電図でも分からないことがあります.ホルター心電図は24時間の装着中に症状が起きない限りは診断ができません.そのようなときには,約 45×10×3mmぐらいの大きさの「埋込型心電図記録計(リビールリンク)」を皮下に埋めこむことで,約3年の間24時間,患者さんの脈をモニタリングすることが可能となり,今まで見逃されていた不整脈の診断がつくことがあります.実際に,この植込み型心電図記録計を植込むことで,原因不明の失神やめまいの方の約30%に症状の原因となる不整脈がみつかるとの報告があります.
不整脈の治療としては,頻脈性不整脈の存在が確認され適応を有する場合,抗不整脈薬やカテーテルを用いた治療を行います.徐脈性不整脈に対してはペースメーカ植込み術を行います.当院で対応出来ないような困難症例の場合や患者さんのご希望により,より高次専門施設へ紹介する医療連携も構築されています.
「息切れがする」「ドキドキすることがある」「脈が乱れている感じがする」「めまいや意識が遠のくことがある」といった症状があるならば,当院の不整脈外来を是非尋ねてみてください.
※専門外来は原則として予約診療で行っています.