気胸は、左右にある肺が入っている胸腔という空間に空気が漏れて、肺が潰れる病気です。
肺は空気が入った風船のようなものなので、漏れた空気そのものにより肺が潰されて呼吸苦、肩や胸の痛みを生じます。
気腫性のう胞(ブラ)が破れる事に起こりますが、ブラのできる原因ははっきり判っていません。
多くの場合、肺やブラがパンクして空気が漏れることによります。外傷により肋骨が肺に刺さり、時に出血を伴う血気胸となることもあります。
気胸の程度や症状により治療方法が異なります。
良性疾患である気胸の多くは短期の入院で改善しますが、高度の肺気腫を伴う場合には治療に難渋し長期の入院を必要とすることもあります。年齢や患者さんの状態にあわせて最善の方法を選択し、呼吸器内科、放射線科とも連携し再発予防を第一に対応します。
呼吸器外科の外来は下記のとおりで上記の症状を認めたら、早めの受診をお勧めします。
医療機関の先生方におきましては、気胸が疑わしければ外来にご紹介いただくか、救急外来にご紹介いただきたく存じます。呼吸器外科の外来時間外でも可能な限り対応いたします。
担当医 | 池田 晋悟(呼吸器・乳腺外科部長) 日本外科学会外科専門医・指導医 日本胸部外科学会呼吸器外科専門医 |
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日時 | 月曜日(午前) 水曜日(午後) 第1・3土曜日(午前中) |
予約先 |
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